新型コロナ感染者が増加傾向です!!
2022年11月9日
新型コロナウイルスの第7波から感染者数が少なくなっていますが、最近ジワリと増加する傾向が見られています。
東京では先週1週間の新規感染者数が、その前の週の1.9倍になったと報告されています。関西でも徐々に増加し、兵庫県では前の週の1.2倍と報告されました。
特に、北海道、東北など寒冷地で増加傾向がはっきり出ているようです。したがって、今後気温が下がっていくにつれて、関西地方でも更に増加することが予想されます。
第7波ではオミクロン株の中でもBA・5が主体でしたが、新たな変異株BQ・1は欧米で、XBBアジアなどで、既に感染が拡大しています。
入国制限が撤廃されていることを考えますと、今後これらの新たな変異株が日本へ入ってくるのは時間の問題と考えられます。実際に、東京、神奈川、神戸でXBB株の感染が確認されています。
専門家はオミクロン株対応のワクチン接種を勧めています。
感染による免疫、ワクチンによる免疫ともに、時間の経過とともに低下していきますので、ワクチン接種で免疫をしっかり維持しておくことは大事なことと言えます。
「ワクチンを接種していたのに感染した」という声もあると思います。しかし、ワクチンの効果は、感染予防と言うより、重症化の予防、発症予防です。事実、ワクチン接種によって入院を要するような重症化が抑制されているというデータが出てきます。
現在、行動制限はなくなっています。過度に恐れる必要はないかもしれませんが、基本的な感染予防はしっかり行って下さい。屋外では会話をしない限りは、マスクは必ずしも必要ないかもしれませんが、いわゆる3密の状況が生じる場合はマスクを使用して下さい。
また、インフルエンザの患者数が11月初めの1週間の患者報告数は0・03と厚労省が発表しています。2020年は0・01、2021年は0であったこと考えると、今年は過去2年に比べ流行する可能性が高いように思われます。インフルエンザワクチンの接種もお勧めします。