花粉症初期治療が有効です!
2024年1月8日
花粉が本格的に飛び始める前から薬を使用することによって、花粉シーズン中のアレルギー症状を軽減するすることができます。このように前もって治療を行うのが初期治療です。
初期治療の開始時期 花粉飛散開始の約2週間前から開始するのをお勧めします。とは言っても、いつ飛散開始になるのか、正確にはわかりません。近畿地方では、通常2月中頃に飛散開始になることが多いので、2月初め頃から初期治療を開始するとよいと思われます。あるいは、花粉の本格的な飛散開始になる前に、わずかに花粉が飛ぶ日が時々出てきます。過敏な方は、この時期に軽い症状が出る場合があります。このような方は、これが初期治療開始の合図と思って下さい。
初期治療のメリット ① 花粉飛散期の症状を軽くする。 ② 症状が出るのを遅らせます。 ③ 症状がある期間が短くなります。
初期療法はなぜ有効なのか
・症状が出ない程度の非常に少量の花粉でも、鼻粘膜では軽いアレルギー反応が起こりえます。このような、軽微なアレルギー性炎症の抑制により,重症化を防いでいる可能性が考えられています。
・アレルギーの症状を起こす細胞表面のヒスタミン受容体(ヒスタミンと結合する装置)が細胞上に現れるのを抑制する働きがあります。
・アレルギーの薬を使用し始めて、充分に効果が出るまでに1~2週間かかる場合が多いです。