コロナだけでなく、熱中症、そしてインフルエンザにも注意が必要です。
2022年7月18日
7月に入って新型コロナウイルス感染者数が急増しています。
オミクロン株の一種のBA.5という感染力の強い株が主体になっていること、3回目のワクチンの効果が薄れてきていること、海外からの入国制限を緩めたこと、など様々な要因があることは、既にご存じのことと思います。
基本的な感染対策、すなわち①3蜜を避ける、②手指の消毒、手洗いの励行、③マスクの使用、等これまでと変わりません。
しかし、今は気温が高く、熱中症も心配です。
マスクは感染対策で重要ですが、熱中症には注意が必要です。
厚労省からマスク着用について以下のような指針が出ています。
<屋外>
他人との2m以上の距離が確保できない中で会話を行う場合のみマスクの使用が勧められます。
それ以外の場面、例えば、公園での散歩やランニング、等、あるいは、徒歩や自転車で人とすれ違う場合にはマスクの使用は必要ないとされています。
特に夏場については、熱中症予防の観点から、屋外でマスクの必要のない場面では、マスクを外すことが推奨されています。
<屋内>
図書館での読書、など、他の人との距離(約2m程度)が確保でき、かつほとんど会話をしない場合はマスクの使用は必要ないと言われます。
それ以外の場面については、基本的にはマスクの使用が勧められています。
ただし、2歳未満の幼児に対しては、マスクの使用は推奨されていません。
また、2歳以上でも就学前の小児の場合も他の人との距離にかかわらず、一律にマスクの使用が勧められているわけではありません。
特に、暑い夏ではマスクを付けると熱がこもり、熱中症のリスクが高くなりますので、屋外で必要のない場面では、むしろマスクをはずしてよいと考えられます。
病院へ行ったり、高齢者に会う場合は的確にマスクを使用してください。
また、最近インフルエンザの感染者も報告されています。
夏にインフルエンザ?と思うかもしれませんが、もともとインフルエンザは冬だけのものではありません。現在、南半球でインフルエンザが増加していることも関係している可能があります。
過去2年日本ではインフルエンザの流行はありませんでしたが、今年は流行があるかもしれません。
対策は基本的にはコロナと一緒です。3蜜を避ける、手指の消毒・手洗、マスクの適切な使用、そしてワクチンです。
まだ、これから本格的な夏場になり、暑さが続きます。適切に冷房も使い、熱中症にならないように、そしてコロナ等の感染にも気を付けて、乗り切ってください。