2023年1月7日

兵庫県の新型コロナウイルスの新規感染者が１００００人を越え、兵庫県も「感染流行期」になりました。

県では、重症化のリスクの低い方は、自己検査、自主療養を勧めています。解熱剤などの常備薬や抗原検査キットの準備をしておくと良いでしょう。なお、抗原検査キットは「医療用」のものを使用して下さい。「研究用」は検査の精度などの面で国は診断に使用することを承認していません。

以下の一つでもあてはまる場合は、自己検査、自主療養ではなく、医療機関を受診して下さい。

・６５歳以上

・妊娠中

・基礎疾患（糖尿病、がん、慢性呼吸器疾患、心血管疾患、高血圧、脳血管疾患、免疫を低下させる可能性のある疾患、など）のある方

・３７．５℃以上の発熱が続いている場合

・症状が重い（食事や水分摂取ができない、呼吸が苦しい、ぐったりして動けない、など）

最近、熱はあまりないが、１週間程度ノドの痛みや咳が続く、倦怠感が続くという症状で抗原検査陽性になった方がありました。また、他院で新型コロナ陽性と診断され、１週間の自宅療養期間が終了したが、倦怠感が続き、咳が出て呼吸が辛い、という症状で受診した方がありました。再度抗原検査を行うと陽性、血中酸素飽和度が低値で、入院を依頼したこともありました、

あまり高い熱がなくても、微熱や倦怠感、咽頭痛、咳などの症状が続く場合は、積極的に自己検査を行うか、上記のような方は電話連絡をした上で医療機関を受診して下さい。風邪薬などを服用していると、症状がマスクされてしまうこともあります。結果的に、感染の拡大に繋がることも考えられます。

自宅療養期間中は次の点を守って下さい。

・外出しないでください。

・できるだけ個室で過ごし、他の家族との接触を可能な限り減らしてください。食事や寝るときも別室としてください。

どうしても、他の家族と接触する場合は、お互いにマスクをして下さい。

・タオル、食器、歯ブラシなどの身の回りのものは、同居の方とは共用しないでください。タオルは別にして下さい。

・こまめに手洗いをし、部屋の換気を十分にしてください。

・鼻をかんだティッシュなどは密閉して、捨ててください。

まずは、感染予防に努め、万一、感染の可能性のある症状があれば、躊躇わずに自己検査、あるいは医療機関を受診し、感染しているかどうか調べて下さい。自宅で検査する場合、症状が出てすぐに検査した場合は、陰性に出ることがあります。その場合は、１日または２日後に再度検査して下さい。

そして、皆さん協力して、コロナの波を低く抑えましょう。